血圧と腎臓は深い関係があります。
簡単にまとめますと、腎臓が疲れる→血圧が上がる→より腎臓が疲れるという悪循環になってしまいます。
考えられる原因の一つは、姿勢などによって、腰方形筋など腎臓近くの筋肉が疲れる→筋肉がコル→血行が悪くなる→腎臓への血行も悪くなって腎臓が疲れる→血圧上がる。
または、食事で塩分取りすぎる→腎臓疲れる・・・。
もしくは、無理な姿勢を維持→首がコル→血行が悪くなる→首にある圧受容器が異常を感知する→酸素や栄養をもっとしっかり送ってくれ~と血圧を上げる→腎臓が疲れる。というように、血圧が上がって腎臓が疲れる人もいるのかも知れません。
ではなぜ血圧が上がれば腎臓への負担が増えるのか?
腎臓は臓器の中で血液の流れる量がもっとも多く、心臓から送りだされる血液の約20%が流れ込んでいるそうです。血圧が上がるということは、動脈に異常に高い圧がかかる状態なので、血液が流れ込んでくる量の多い腎臓への負担も大きいのです。
腎臓の仕事は、体液の恒常性の維持が主な役割なので、腎臓が疲れると全身が疲れ、ムクミが出ます。ですので血圧異常の方には、首や肩甲骨と鎖骨付近をほぐして、圧受容器周辺の圧迫を緩和したり、第11胸椎から第3腰椎周辺をしっかりほぐして、腎臓の働きを正常に近づけるようにします。