腰痛は国民病と言われるほど身近にある体調不良の一つですね。
腰痛の原因はこれまで、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎分離症、脊椎すべり症等の背骨(椎間板含む)の病変が原因と考えられてきました。
椎間板ヘルニアでも実際に手術が必要なケースももちろんありますが、その場合痛みもありますが、深刻な麻痺がおこります。
大小便のコントロールが出来ない(失禁や出ない)、筋肉がピクリとも動かない、などの症状がある場合は手術が必要になってきます。
そうではない場合、椎間板ヘルニアは脊椎の老化現象の一つで、しみやしわと同じようなレベルの問題であることが多いのです。
腰痛になったことが無い人でも椎間板ヘルニアは発生しているのです。
では何が腰痛の原因かというと、筋肉です。正確には筋筋膜疼痛症候群というものです。
簡単に説明すると、筋肉が何かしらの原因で、血液が足りない状態が続くと栄養不足によって、筋肉、筋膜に異常(トリガーポイントの発生)が起こり、そこから痛みが出るということです。
筋肉の血流が悪くなる原因として、ストレスの影響が昨今では取りざたされています。
自律神経の働きで全身の血流はコントロールされているのですが、ストレスが掛かっているときなどには、交感神経(緊張状態で働く)が優位に働き、血液を頭に送り、全身の筋肉への血流は抑えられるのです。
その結果腰の筋肉の慢性的な血流不足から、腰痛が発生するのです。
ですので、腰痛の正しい対処方法は血流を改善するということです。
その為に身体を動かすことが大事だったり、ストレスのケアが必要だったりするのです。
すこやかケアー(整体・カイロ・マッサージ・気功)