「ストレス解消」・「癒やし」・・・こんな言葉を最近良く耳にします。
ストレス社会だといわれる現代、毎日を忙しく仕事・勉強・人間関係・疲労・子育ての悩み等、多くのストレスに囲まれ、生活しています。精神的なストレスに加え、生活環境等から肉体的にも負担のかかることが多くなってきました。それゆえに、癒しの時代だとも言われています。
『ストレスとは種々の外部刺激が負担として働くとき、心身に生じる機能変化。ストレスの原因となる要素は、寒暑・騒音・化学物質など物理化学的なもの、飢餓・感染・過労・睡眠不足など物理的なもの、精神緊張・不安・恐怖・興奮など社会的なものなど多様である。俗に、精神的緊張をいう。』と、広辞苑にはありますが、ストレスは、私たちにとって、悪いものなのでしょうか。
本来、ストレスというのは、環境の変化・心と身体への刺激に適応するために心身の反応であり、危機的状況に準備を整えるために起こる防衛反応で、人の心と身体に有益で良いものです。
有益であるはずのストレスが長期にわたると、悪いものとなってしまうのです。
ストレスを受けると、脳の扁桃体(情報をつかさどる)や、青斑核(睡眠・覚醒の制御を行う)に、不安を誘発するストレスホルモンのコルチコトロピン放出因子が、放出されます。 ホルモンを受けて、不安な感情や意識の覚醒などの反応を大脳皮質(理知的な思考活動を司る)が制御します。
大脳皮質で情報が整理されて、混乱が収まれば、不安や不眠などが解消され、ストレスから開放されます。
過度のストレスは、自律神経の働き・抵抗力を低下させ、疲れやすい・食欲がない・不眠・頭痛・動悸・胃がもたれる・下痢など心身にさまざまな症状となって出てきます。
よい気分になったり、やる気になったりという様な適度なストレスは健康な緊張をもたらし、能力の向上や人の生活には必要なものです。
良いストレスと感じるか、悪いストレスと感じるかは、人それぞれで異なります。考え方や見方、気持ちの持ち方をほんの少し変えるだけで、ストレスからの影響が変わります。
日常生活や人間関係等で、完璧を求めず、出来ない事に目を向けず、出来た事に目を向けて、自分を客観的に見て物事を色々な立場から考えるバランス感覚を持つことでストレスを回避することができます。
ストレスを避けることができないときは、ストレス解消をして、心と身体を癒やしましょう。手近にできるストレス解消と気分転換しませんか。 ストレス解消をして、こころとからだを癒やし、楽しく暮らしたいですね。
ストレス解消をして、疲れを癒やして、寛ぐ、休憩や休息をとる、気晴らしをする、そして元気を回復することが大事です。日常生活の中や身近にできることであればなおいいですよね。
休養する
・・・休むことは、心身を癒やし、次への活力となります。
入浴する
・・・血行促進・新陳代謝を促し、心身の緊張を和らげ、癒やします。
運動する
・・・適度に身体を動かすことは、ストレス解消となり心身の健康に不可欠です。
食事をする
・・・バランスの取れた食事を楽しく食べるとよりストレス解消となります。
音楽を聴く
・・・リラックス効果があります。歌うこともストレスの発散になります。
『癒やす』というのは、病気や傷をなおす。飢えや心の悩みなどを解消するということです。体の疲れを取り、心を鎮めて自分を見直し、気持ちを楽にすることで、『ホッとする』気持ちになれるということでしょうか。気分転換をすることで、心も体も水分と楽になるのではないでしょうか。
気分転換や癒やしの方法は、数多くあるので、自分に合ったストレス解消を見つけて、楽しい毎日を過ごしたいですよね。休息してこころとからだを休めて、緊張を解き、楽しみを見つけて気分を変え、元気を回復させる事がストレスとうまく付き合う方法でしょう。
食事の癒やし、香りの癒やし、緑に触れる癒やし、興味を持ったところから癒やしをはじめましょう。趣味でからだを動かしたり、創作したり、好きなことをして気分を変えることができますよね(^^)