私たちの体は、60兆個もの細胞から成り立っています。
それらの細胞は、私たちが人間として生きていけるように力を合わせ、働いています。
この細胞を束ねて、目的に向かって同調させる働きをしているのが自律神経です。
“生命を維持するのに一番重要な働きをしているもの”という言う事ができます。
心臓・胃腸・血管・汗腺など、あらゆる器官を無意識のうちに(脳の指令を受けずに)調整しています。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、それぞれ正反対の働きをし、シーソーのように拮抗し合って働いています。
※人間の体は、およそ12時間交代で交感神経と副交感神経がそれぞれ優位になると言われています。
自律神経は健康のときでも一定のレベルに固定することなく、環境や状況に応じて交感神経から副交感神経へ、副交感神経から交感神経へと揺れ戻る事で体のバランスをとっています。
それに連動して、顆粒球とリンパ球の間でも切換えが起こります。
こうした自律神経の揺れは自然で健康な反応です。
シーソーのように一方に大きく傾いたあとはもう一方に揺れ戻す。
このように交感神経と副交感神経のバランスがうまく保たれていれば病気になることもなく健康体でいることが可能です。
ところが私たちの周囲にはストレスという自律神経の揺れ戻しのバランスを乱す要素が沢山存在しています。
例えば働きすぎ、睡眠不足、対人関係による葛藤、心の悩み不安などに加え、多量の薬の長期使用、排気ガス、農薬、環境ホルモン、電磁波などです。
このストレスは自律神経のうちの主に交感神経を刺激して、過度の緊張を促し、副交感神経への戻りを悪くします。
揺れ戻しのバランスが乱れてくると、副交感神経支配の消化器機能が低下して、食欲不振や便秘となり、交感神経支配の循環系が亢進して、動悸、不安感などに見舞われます。
そして、いつも疲れた慢性疲労の世界に入り、さまざまな病気を発症させる引き金となっていきます。少なくとも現代人の病気の70%はストレスによる交感神経の過緊張によって起こっていると考えられます。
その場合、整体・カイロで副交感神経を優位にさせれば自律神経のバランスは良くなります。
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すこやかケアー(整体・カイロ・マッサージ。気功)