ムチウチは頸椎の異常だけではありません。
近頃、「頸椎ヘルニア」、いわゆるムチウチ症という、頸椎五番または六番、七番の異常が大きな問題になっています。
けれども自動車の衝突事故は、今までも始終あったのです。それが最近になって圧倒的に増えたのはなぜでしょう。
調べてみると、ぶつけられたのだから首が狂ったはずだ、狂ったのだから手がしびれるはずだ、しびれているからこういうようにムチウチ症状が起こるはずだ、という観念症状、あるいはムチウチ症という言葉の自己暗示によるものが非常に多い。今まではこんなに多くなかったと思ったが、事故の増えた割合を計算に入れても何十倍か多くなっています。だからムチウチ症といわれるものの中に、観念症状がかなりおおくなってきているということは確かです。
そこでムチウチ症の精神分析的処理方法を考えないと、その処置を完璧に行なうことが難しいということが判ってきました。頸椎六番、七番が狂ったままでもムチウチ症状がなくなってしまったり、矯正されたのに症状の方はそのままだ、というようなことが、かなり多くなってきました。
以前はムチウチ症状は、頸椎の曲がった人達だけが訴えるものでした。ところが、「いろいろとやってみたけれども、どうしても治らないから先生にやって欲しい」と、整体指導をやってる人達が連れてくる人の首をしらべると、教えられたことをキチンとやってすでに頸椎の異常は正しているのに、治りきっていない。治らないムチウチ症状というのが意外に多い。そういうのに心理処置を行うと、すぐ治ってしまうのです。
「やはりあそこに行ったら治った」という。しかし、すでに治っているのに、治ったという確認が行われていなかっただけで、それを私が当人が確認するように仕向けただけなのです。
だから、頸椎六番、七番という骨を矯正する技術の他に、ムチウチ症の観念症状とか、心理ショックとかを処理する方法が判らなければ、ムチウチ症の処置はできないということになります。
詳しくは当院にお問い合わせください。
すこやかケアー(整体・カイロ・マッサージ・気功)