整体・カイロをさせていただいていてよくいただく質問が「骨をバキボキ鳴らしますか?」「ボキボキすると痛くありませんか?」です。あの音は骨と骨がこすれた結果として聞こえると思っている方が多いようですが違います。実際に骨と骨がこすれていたら大変なことなのですが、人間の体はそうならないように元々できています。

それが軟骨の役目です。軟骨というと焼き鳥屋さんや飲み屋さんの軟骨が思い浮かぶ方が多いかもしれません。あれと同じような組織が骨と骨をつなぐ関節に見られます。骨は軟骨によってちゃんとカバーされています。更に関節には滑液という、車のエンジンで言うとエンジンオイルのような潤滑剤によって満たされているので、整体・カイロによって軟骨同士がこすれることもありません。

あなたの周りにもいませんか?手の指の関節をボキボキする人。あれをやっている人は痛いのが気持ちいいからやっているのでしょうか?逆でしょう。あれをすると何かすっきりしたような気持ちになるからやるんです。人間は自分が不快になるようなことを意識的にも無意識でもやったりしません。ですからバキッとすると気持ちいいという方がほとんどです。気持ちがいいのには理由があるはずです。

それを研究したのが整体・カイロです。整体師・カイロプラクターは体中の関節で動かしてあげた方がいい所を見つけて調整するのが役目です。それによって体全体のバランスを調整しています。

それとバキバキという治療が必要かどうかも判断しています。もし、じっくりと筋肉などをほぐした方がいいと判断した場合にはバキバキしません。それは患者さんの状態を見ながら整体師・カイロプラクターが経験に基づいて判断します。

忘れてはいけないのは、バキバキすることは整体師の治療のごく一部ですし、それ自体が整体の目的ではなくてそれによって体全体の調整を図っているということです。

すこやかケアー(整体・カイロ・マッサージ・気功)

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