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脊柱側彎症とは、背骨(脊柱、脊椎)が側方に湾曲した状態をいい、側わん変形(ねじれ)をともないます。
多くは、小学生から中学生の成長期にみられるものなので、早期発見、早期治療(装具治療など)が何より大切になります。
【原 因】
脊柱側彎症には、原因がはっきりしているものと、原因のはっきりしないものとがあり、大部分は、原因のはっきりしない特発性側わん症になります。
原因がはっきりしているもの
先天性側わん症(骨原性側わん症)
生まれつき脊椎(椎骨)の形がおかしかったり、成長の段階で脊椎(椎骨)
の一部が分離しなかった場合などで起こるもの。
神経原性側わん症
脳や脊髄に異常があって、脊柱に側わん変形が起こったもの。
筋原性側わん症
筋肉の異常のために正常な姿勢を保持できずに起こるもの。
神経線維腫による側わん症
神経線維に腫瘍形成のみられる神経線維腫症にともなうもの。
間葉系疾患による側わん症
マルファン症候群などにみられるもの。
※ マルファン症候群は、からだの結合組織に影響する遺伝子疾患のこと
で、骨格、目、肺、大動脈、心臓などの器官に症状があらわれます。
その他
習慣性によるもの、やけどや胸部疾患のあとに起こるもの、一方の足の
短縮や股関節疾患で起こるもの、椎間板ヘルニアなどの疾患による痛み
のために起こるものなど。
原因のはっきりしないもの(特発性側わん症)
特発性側わん症は、背骨の変形が起こる時期によって、乳幼児期側わん症(0~3歳)、学童期側わん症(4~9歳)、思春期側わん症(10歳以上)に分けられます。
※ 特発性側わん症は、男子より女子に多くみられます。
【症 状】
脊柱側わん症の症状として、発育期には本人も気がつかないほど症状もなく、痛みも少ないものですが、成長するとともに、腰や背中の痛みが起こる可能性が高くなってきます。
変形がひどくなると、胸郭が変形して気管支や細気管支が圧迫され、呼吸障害があらわれたり、肺の機能が低下して肺炎を繰り返すこともあります。
【脊柱側わん症の簡易診断】
- 肩の高さが左右同じか?
- 両方の手のひらを合わせて前屈したときに、背部の肋骨や腰部が片側だけ膨らんでないか?
- 肩甲骨が後方にとび出していないか?
- 直立して両腕をたらしたときに、両腕とウエストラインとの角度が左右同じか?
20歳になる前に骨格矯正をおすすめいたします。
他にも身体の不調や症状が気になった方は、つくば市の整体院 すこやかケアーにお気軽にご相談ください。