猫背のあなたは要注意

猫背のあなたは要注意

パソコンやスマートフォン、ポータブルゲーム機などのガジェットが普及したことで、長時間下を向いた姿勢でいることが多くなりました。そのため、最近では小学生などの若い世代にも猫背の方が増えてきています。

私たち人間の頭の重さは、ボーリングの球でいうと11から13のサイズで、5キロから6キロの重さがあります。そんな頭を首は常に支え続けており、頭を動かすたびに首にはそれだけの負荷が掛かっているのです。特に、下を向いた状態はボーリングの球を腕を伸ばした状態で持っているようなものといわれています。

そのような状態の姿勢を、私たちは普段何気なく長時間にわたってし続けており、それを脳が「これが正しい姿勢」と勘違いしてしまうのです。そうなってしまえば、常に猫背の姿勢をとり続けることになり、筋肉も衰えて身体の歪みが進んでしまいます。猫背からくる不調には、肩や首のコリ、腰痛などが一般的に挙げられています。

しかし、その他にも便秘や手足のしびれ、胃腸の不調や脳梗塞、くも膜下出血の危険性まで考えられるのです。病院で治療というような大事になる前に、それらの不調を改善するまたは防ぐために小まめにストレッチを行って、常に正常な姿勢に戻すことを心がけましょう。以下で、自宅で出来る対猫背ストレッチを3つ紹介します。猫背にお悩みでしたら、是非お試しください。

とっても簡単!ストレッチ3選

○背骨ストレッチ

  1. 両手を背中で組む。(※手のひらが上を向くように組みます。)
  2. 肩甲骨を真ん中に寄せるようにして、胸を開く。
  3. そのままの状態をキープし、口から息を吐きながら顔を天井に向け、3秒数えてから正面を向きます。

○胸の筋肉ストレッチ

  1. 姿勢よく椅子に深く座り、まっすぐ背筋を張る。
  2. 頭の後ろで両手を組み、胸だけを前に突き出して3秒数える。

○タオルストレッチ

  1. 肩幅ほどに両足を開き、背筋を正しながら立って腰の後ろでタオルの両端を掴む。
  2. 肩の高さまで両手を上げ、3秒数える。
  3. ゆっくりと手を下ろして3秒数える。

猫背になると、背中が丸まって腰が反り返ってきます。そうすると腰に負担が掛かり、その結果腰痛を起こしたりします。そして、首もストレートネックが併発したりするので注意が必要です。
また、眼精疲労からも肩こりや頭痛、吐き気などの症状が起こります。

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