整体・カイロプラクティックのご案内
整体とは
整体(せいたい)とは、脊椎・骨盤・肩甲骨・四肢(上肢・下肢)等の体全体の骨格や関節の歪み・ズレの矯正と、各筋肉の調整などを、手技と補助道具にておこなう医業類似行為の一種です。
「整体術」「整体法」「整体療術」と呼ばれることもあります。
今日の整体は、柔術や骨調整の流派に伝わる手技療法を中心とする整体、中国整体から由来する手技療法を中心とする整体、大正時代に日本に伝わったオステオパシーやカイロプラクティックなどの欧米伝来の手技療法を中心とする整体、それと各流派による理論や思想などを加えた整体など多種多様です。
整体の概要
本来、「整体」という言葉には、体を整える、あるいは、体のバランスを整える、また、整った体、という意味があります。
「整体」は「整体概念」という中医学の基礎として、古くからその名称が確認されていて、国内では整体業の父と言われる野口晴哉が昭和31年、体育団体として「社団法人整体協会」を設立した。
よって本来、整体とは自分で自分の体調を整えられるよう指導する体育理論であり、他人に第三者が施術する今日の整体ビジネスのような形体ではありません。
整体施術の特徴
整体とは、体全体の骨格を形作る関節(脊椎・骨盤・肩甲骨・四肢・顎関節等)の歪み・ズレの矯正と、骨格筋のバランス調整等を、主に手足を使った手技(道具は、あくまで補助として使用する)にて施術する事で体を整え、体幹から四肢への脈絡の流れを良くし、脈絡改善によって各症状の改善を期待する健康法であると言われています。
整体師の施術は、国家資格である柔道整復、あん摩、マッサージ、指圧とはまったく異なるものであります。
その施術は人体表面、つまり末梢を対象にした刺激を目的としないとされています。(道具での刺激療法はあります)。
当院の整体
当院の整体は、これらのすべてを融合させた技術を患者様1人、1人の症状に合わせて組み込んでいきます。
「この痛みにはこの治療」という元来の思考ではなく、融合技術による飛躍的な改善を心がけております。
スポーツ整体とは
人の身体は動くことによく適応した構造と機能を備えるようになりました。
エネルギーを発生させる仕組みや、筋肉、肺、心臓、血液、血管などの働きや仕組みといい、動くことに非常に都合よく出来ています。
このように長い間、活動し、食べ、休むというサイクルを繰り返しながら代を重ね進化してきた結果、われわれの身体の中では、この三つの基本的行為がパターン化しそのような生活に完全に適応したものとなったと思われます。
このような体がもし動くことをやめたら、どのような結果になるでしょうか。
運動不足の影響は ①行動体力の低下 / ②予備力の低下 / ③肥満 / ④抵抗力(防衛体力)の低下 / ⑤運動不足病の増加 / ⑥情緒障害 / ⑦老化の促進 などがあげられます。
このように人間が生きていくうえで非常に重要な、運動は主として骨格筋の働きによって行われます。
骨格筋は収縮する性質を持っていて、いったん筋が収縮すると、付着している骨を動かし、関節を中心に肉眼で見えるからだの動きとなるのです。この骨格筋は運動神経の支配を受け、神経の興奮によって刺激される一方、筋の中にも知覚受容器と呼ばれるものがあり、いろいろの刺激をキャッチし、それを脊髄や脳に伝達するのです。
スポーツ整体はこの筋や腱を独自の方法で伸ばすことにより、筋や腱の中にある知覚受容器に刺激を与え、その反射経路の機能を維持することによって筋組織の機能低下を防ぎ、また、抹消循環を促進することによって筋中の疲労物質を取除いたり、筋組織全体の弾力性をよくしたり、筋肉の不均衡を矯正したりする目的で行います。
スポーツ整体は医療体操と呼ばれるヨーガや太極拳にも似ている点がたくさんあります。どんな点が似ているかというと、動きに反動をつけないこと、ゆっくり伸ばすことなどが共通した特徴です。ヨーガや太極拳は数千年の歴史を持ち、多くの人が健康によいことを立証してきています。
スポーツ整体はより以上に科学性を加え、生理的にも研究され、精神、身体面にまで効果を得られるように実証されています。筋や腱を一定の張力や緊張を保つことができ平衡機能を良好な状態に保ち、消化器や呼吸循環器をなどの衰えを防ぐのに大いに役立ちます。
人間は、肉体的、精神的に疲れているとき、知らず知らずに顔面や肩、腕、足に力が入って緊張していることは誰もが体験することです。これらの余分な緊張や疲労を除くために、 PNF ストレッチ整体ほど肉体的、精神的に満足感を得られるものはないでしょう。
心療内科の行動療法の一つに、緊張=弛緩法というものがあります。これは真のリラクゼーション(解緊)を覚えるために、緊張と弛緩を交互に体感させるものです。スポーツ整体の筋肉を伸ばす方法は、この緊張と弛緩の橋渡しの役目をする最適な方法で、心療内科的な効果も得られます。整形外科でも幹部の固定をはずした後は、ほとんど伸展運動を行います。これは筋肉の萎縮や関節の拘縮が起こらないようにするためです。このことからも、ストレッチによる伸展運動がいかに価値のあるものか、再確認させられます。
中国整体とは
「手の技」のみによる、中国医学の常用かつ伝統的療法の一つです。人体の面、線、点を軽重・緩急・各種の異なった手法を用いて、病気の症状の必要に応じて行います。中国では整体術は推拿(すいな)と呼ばれており、二千年もの長い歴史を持っています。整体術は人間が本来体に備えている自然治癒力を高めるとともに、生体のバランスの崩れを整え、人体を健康状態に戻します。手法は手掌および体全体を利用し、患者の異常箇所である骨格や筋群に対して機械的刺激を与え、血行を良くして神経機能を正常化させて、自然治癒力を高め、症状を和らげるという療法です。
カイロプラクティックとは
整体療術の一つで、アメリカのパルマーD. D. Palmerが1896年に創始しました。語源はギリシア語で、「手による施術」の意であります。脊椎(せきつい)の異常を手で調整し、その異常を整え、狭められた脊椎骨の間の椎間孔を正常に復すとともに、神経の圧迫をなくして神経機能を回復し、支配下の組織や器官の機能の異常を整えるための治療法。脊椎にわずかの「ひずみ」があっても椎間孔は変形し、ここを出入りする神経や血管は圧迫を受け、その支配下の組織や器官に異常がおこると言われています。なお、ここでいう「ひずみ」とは、脊椎骨の不正列のことですが、最近の治療傾向は、異常に緊張した筋肉を正しく伸張して、機能を整えることに重点を置いています。
カイロプラクティックの概要
カイロプラクティックの原理は、疾病の原因が脊椎などの椎骨(運動分節)の構造的、機能的な歪みにあるとの考えに基づいています。従って、その歪みを調整することで疾病を治療することが可能であります。筋肉や骨といった筋骨格系の機能と構造的な障害、そしてそれらが及ぼす神経系の機能異常、ひいては健康全般への影響を診断、治療、予防し、薬物や外科をなるべく用いずに、自然治癒力を取り戻させようとするのがカイロプラクティック本来の目的です。
世界保健機関の定義によると、筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職であります。治療法として関節アジャストメントもしくは脊椎マニピュレーションを徒手によって行う治療手法を特徴とし、特にサブラクセーションに注目されています。
カイロプラクティックの名称は、ギリシャ語の Chiro(手)と Prakticos(技術)を組み合わせた造語です。これは、上記の歪み調整のためにアジャストメントと呼ばれる手技療法を用いることに由来します。
カイロプラクティックを分かりやすく言えば
骨格の歪み、特に背骨の異常を手技によって矯正することで神経の働きを回復する治療法です。すなわち人間の体を主にコントロールするのは脳から伝達される神経でありその働きがよくなれば、自然に人は症状の改善とともに健康になるという訳です。
はじまりから日本での発展まで
カナダ生まれの米国人、DDパーマー(ダニエル・デービッド・パーマー)によって1895年(明治28年)によって創始された徒手療法であり、彼が設立したアイオワ州ダベンポートにあるパーマー・スクール・オブ・カイロプラクティックを卒業した川口三郎(かわぐち さぶろう)によって、1916年(大正5年)に日本へ伝えられました。日本人最初のカイロプラクターは1907年にパーマースクールを卒業した森久保繁太郎(もりくぼ しげたろう)ですが、彼は卒後、米国で生涯を過ごしました。その後、かなりの数の日本人が米国へ留学しましたが一時途絶え、1961年、戦後初のカイロプラクター、竹谷内一愿(たけやち かずよし)がナショナル・カレッジ・オブ・カイロプラクティックを卒業し帰国しました。その後、多くの日本人がアメリカでカイロプラクティックを学び帰国し日本へその理論と技術を伝えました。現在では日本国内でも日本語で、アメリカや海外で行われている国際基準のカイロプラクティック教育が学べる環境が整っています。
世界へ普及したカイロプラクティック
今日、世界80ヶ国以上に広まりアメリカやイギリスなど34の国と地域で法制化され、国連のWHO(世界保健機関)では鍼灸とならび認められている国際的ヘルスケアなのです。
カイロプラクティックのアイデンティティー
-ヘルスケア・システムの中における脊椎ヘルスケアの専門家。-神経筋骨格系の機能、健康全般そして生活の質を向上させる能力を有する。
-最新の研究および臨床経験に基づき、特に脊椎と神経系の関係を重視しながら検査、診断、治療に専門的なアプローチを行う。
-手技療法、体操療法、患者教育などを含みながら、特に脊椎アジャストメントを行う教育を受けた専門家。(世界カイロプラクティック連合、2005年)
適応症
腰痛、頭痛、頚肩腕症候群、むち打ち症、肩こり、膝の痛みなど運動器疾患系にすぐれた効果を発揮します。その他、疲労回復、姿勢改善、自律神経失調、など、また自律神経を介して内臓の機能改善、ストレスの緩和などにも有効であり、高齢者へのケアや生活習慣病、慢性病などの効果も注目されています。風邪予防や健康増進のため、健康管理としても利用されています。
禁忌
刺激を避けなければならない病気(癌、出血しやすい病気、高熱の出る病気、伝染病など)
☆日常生活の中で、特に起こりやすい症状7つについて解説します。これらはカイロプラクティックが得意とする分野です。
腰痛 / 背部痛 / 頭痛 / 自律神経失調症 / 首・肩こり / 股関節症 / ムチ打ち症
腰痛とは
腰痛(ようつう)とは、腰に痛みを感じる状態を指す一般的な語句ですが、その痛み、症状は様々です。
腰痛の原因
腰痛の原因としては、骨や筋肉の異常に基づくものが多いです。しかし中には、内臓の異常に基づくものもあります。この腰痛は加齢に伴って増えるばかりでなく、若い人にも結構みられます。私たちが日常よくみる患者さんは、原因が不明であったり、レントゲンや他の検査で、骨の変形などの所見があるため、これとすぐ結びつけられて、変形性腰椎症、腰部 椎間板(ついかんばん)症、腰部 椎間板 ヘルニア、腰部脊柱管 狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)、腰椎分離・すべり症、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)など種々の病名をつけられることが多いと思われます。しかしながら、腰痛のほとんどの原因は脊髄のずれ(腰痛の場合は腰椎)による神経の圧迫からきています。
主な病名 | 状態 | 症状 | 検査 | 主な原因 | |||||
腰 | 脚 | 他 | MRI | レントゲン | 他 | ||||
急性腰痛症ぎっくり腰 | 筋肉痛、腰椎捻挫 | 腰痛 | 確定できない | 作業姿勢重量物を運搬 | |||||
腰部椎間板症 | 椎間板の変形 | 長時間立つとつらい | 必要 | ||||||
椎間板ヘルニア | 椎間板が変形により突出 | 痛みの増大 | 痛み痺れ | 排泄障害重度の場合) | 確定 | ||||
腰部脊柱管狭窄症 | 椎間板突出による脊椎・脊柱管の変形 | 起床時も痛い | 痛みしびれ麻痺間欠跛行 | 排泄障害重度の場合) | 確定 | ||||
変形性脊椎症 | 骨の変形 | 骨の変形 | |||||||
骨粗鬆症 | 骨量測定 | 高齢、閉経 | |||||||
感染性脊椎炎 | 感染 | 発熱 | 体温測定 | 免疫低下、手術糖尿病、高齢 | |||||
心因性脊椎症 | ストレス | ||||||||
腫瘍 | 良性腫瘍、悪性腫瘍(早期の専門医受診が必要) | 痛みの増大安静時も痛み | 痛みしびれ | 手の麻痺(重度の場合) | 腫瘍 |
腰痛の痛みの種類
痛みには、筋肉由来の緊張性腰痛と、鈍い痛みを伴う慢性の腰痛があります。
緊張性腰痛(筋肉を原因とした、筋筋膜性腰痛) [筋肉などに過度なストレスが掛かることで、筋肉が緊張することで引き起こされる腰痛です。過度なストレスを強いられると、交感神経は常に優勢になり活発化し緊張を強いられ、余計な他の筋肉などにも力が入ります。すると崩れたバランスを調節しようと腰の筋肉に負担が大きくなり、腰痛が発生します。
【慢性型腰痛】
3ヶ月以上、腰に継続した鈍い痛みがあるものを慢性型とします。ストレスなどの心因性因子の関与が大きいです。
【その他】
緊急性の高い腰痛としては、致死性の高い腹部大動脈瘤&大動脈解離、場合によっては致死性になる腎梗塞、急性膵炎、排尿&排便が困難になることもある馬尾症候群などが挙げられます。
注意を要する腰痛としては、
化膿性脊椎炎、結核性脊椎炎、硬膜外膿瘍、椎間板炎などの脊椎感染症や、多発性骨髄腫やがんの骨転移などの悪性腫瘍の骨病変などがあります。
腰痛の治療方法
背骨の両脇には神経や血管が流れています。背骨(この場合は主に腰椎)がずれると、神経を圧迫して腰痛になります。90パーセント以上の場合、患部の筋肉が硬くなりすぎて、腰椎をずらして神経に触れて腰痛になります。マッサージで患部の筋肉を緩めてから、背骨を整体・カイロプラクティックで調整すれば、腰椎のずれがなくなり症状が改善します。
施術メニュー
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